「建設DX展で感じたこと」
第1回建設DX展が東京ビッグサイトで12月6日~8日に開催されました。
コロナ禍で久しぶりに開かれた建設業特化のリアル展示会として、多くの来場者があり、以前の展示会のような熱気を感じました。
人気としては、IOT建機、現場業務効率化アプリケーション(蔵衛門、ANDPAD)に見学者が多く、目新しい商品として、建設業務のアウトソーシングや、2023年の全公共工事に適用されるBIM/CIM支援システムに見学者が目立ちました。
ただ、私が最も注目したのは、ゼネコンの役員クラスが建設DXについて特別講演をしたことでした。
・鹿島建設専務執行役員 伊藤仁氏(建設DXビジョン「鹿島スマート生産」への取り組み)
・大成建設専務執行役員 谷山二朗氏(建設業における現状と課題)
・竹中工務店常務執行役員 村上陸太氏(建設業の魅力UPと未来に向けて。建設DXへの取り組み)
建設DXは、単なる業務の効率化ではなく、競争に勝つ、生き残るという、経営改革運動ですから経営トップが先頭に立たなければ、実行できないものと思われます。その本気度が展示会で見られたと感じました。
しかし、建設DXは大企業だけが取り組むことではなく、中小の会社でも競争に勝つためには必要な活動と言えます。先に触れたように、今回の展示会でも単なるツール類よりも業務改革をもたらすアプリに、大きな関心が集まったように思います。
早くから、このようなアプリに注目し社長がトップに立って、優良会社に変身した会社がぽつぽつと現れています。ただそれも、たくさんの建設会社の一部で、業界全体としては、これからではないでしょうか。
建設DX展を見学して、変わり始めた建設業界を感じたのが収穫でした。
弊社はこれまで、建設会社のDXに対応できる「JCCクラウド」を開発してきましたが、これからも年4回のバージョンアップを通じて、より良いシステムを提供してまいります。
来年には 「Japan IT Week 【関西】 – 1/19~1/21 インテックス大阪」に出展します。